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■山崎貴映画監督とコラボトークイベント 2018/11/22

■高校同期生の映画監督山崎貴さんとトークイベントに登壇しました!

松本市出身、高校同期生である二人が好きなことで夢を実現する方法をお伝えしました!

2018年11月22日(木)18:00~20:00 約900名の方にご来場いただきました。ありがとうございました。

 

テーマ:「好きなことで夢を叶える方法」

会場:松本市キッセイ文化会館 大ホール

主催:読売新聞本社・南信読売会 共催:市民タイムス

後援:松本市教育委員会 塩尻市教育委員会

スピーカー:映画監督:山崎貴氏 フィンランドエデュケーション協会代表:水橋史希子

司会:テレビ信州 伊東陽司アナウンサー

 

 

■山崎貴(やまざき たかし)監督プロフィール

松本県ケ丘高校、阿佐ヶ谷美術専門学校を卒業後、映像制作会社「白組」入社。

VFX(視覚効果)を使って昭和の東京を再現した「ALWAYS 三丁目の夕日」2005年で多くの映画賞を受賞。代表作「永遠のゼロ」「海賊とよばれた男」など。2020年東京オリンピック開会式企画メンバー。

次回作「アルキメデスの大戦」戦艦大和をテーマにした作品は2019年夏公開予定。

 

■水橋史希子(みずはし しきこ)プロフィール

松本県ケ丘高校卒業。立教女学院短大卒業。日本航空で26年間、国際線客室乗務員を務め、接客業を中心に企業研修などを行うグロリアタイム株式会社を設立。フィンランドのコミュニケーション教育を講座やカウンセリングで広げるフィンランドエデュケーション協会の代表として活動中。

 

■当日の内容をダイジェスト版でお送りします。

前半=山崎監督の幼少期のエピソード  後半=映画について

 

司会:フィンランドの教育と日本との違いはどんなことですか?

 

水橋:フィンランドでは学習塾や偏差値もない、競争しない、させない教育が行われています。

国が人づくり、教育をサポートしているので子どもだけでなく、社会人も無償で大学で学び直すことができます。

社会の仕組み、教育制度を比較してみても日本が同じようになることはできませんが、実は大きな違いは、子どもへの関わり方が日本と全く違うことです。

 

■本に夢中になった貴少年の幼少期と「ムーミンファミリー」のような家族

水橋:山崎くんはどんな子どもでしたか?

 

山崎:本が大好きで小さい時から自分で絵本を読んでいたので、教わらなくても字が書けたし、読めていました。幼稚園に下見に行った時園にあった絵本を大声で読んだらしい。活字中毒じゃないかと思うくらい本の虫、だった。

好きな本は、ドリトル先生や、冒険ものの本。

 

水橋:なにかきっかけがあったのですか?

 

山崎:近所の子にいじめられて、本が読めれば自分の方が偉くなれる、と思ってそれから文字を覚えていきました。

【フィンランド式解説】

いじめられても自分でなんとかしようとチャレンジする力があったのですよね。これはご家庭での貴少年への言葉かけが常に共感的でそれが安全基地になり、チャレンジできることにつながっていたのではないかと思います。ムーミンの作者トーベヤンソンさんはムーミンママのキャラクターを「放任するわけではなく子どもを認め、包容力がある素晴らしい存在」として描いています。

山崎:実は奥さんが結婚前に自分の実家に来た時、「山崎くんの家はムーミンファミリーみたいだね」と話していた。必然的な偶然=シンクロした驚きのエピソードでした。

 

水橋:本への意欲はどこから生まれたのでしょうか?

 

山崎:本郷村(現松本市)に住んでいた小学校低学年のころ、スクールバスが来るまでの時間、児童館で大好きなSFファンタジーの本をかたっぱしから読んだんです。

水橋:集中力がすごいですね。

山崎:実は集中して1回死にかけたことがあって、小学生の時、家で仮面ライダーを紙粘土で作っていました。その出来が自分でもほれぼれとするもので、集中していたら妹が呼びにきました。

「お兄ちゃんお兄ちゃん!」と肩を叩いたらしいがいつものようにうるさい、と見向きもしなかったんです。実はその時、家が火事で部屋の中には煙が充満していて、母親が呼びにくるまで気づかなかった。さすがに叱られました。

 

■フィンランドのように自主性を重んじた先生とそれを認めてくれた両親

水橋:自主性を大切にした先生がいらしたそうですね。

 

山崎:松本市立清水小学校で自分が大好きなことを宿題にしてくれて、それを採点してくれる担任の先生に

出会いました。僕は燃えるタイプだから何十ぺーじもSF小説を書いたり、大好きな昆虫の図を描いたり

した。先生にほめられ、認められたからどんどん書きたくなったんですよね。

それを先生がちゃんと表彰状にしてくれて、何十枚にもなった賞状を父親が額に入れて壁に貼って

くれて、それがやっぱり嬉しかったです。

 

【フィンランド式解説】

フィンランドでは自主性につなげるためにできていることを認めることを最重要視しています。認められると子どもはもっと知りたい、もっとがんばりたい、と意欲的になっていきます。

日本はどちらかというと課題解決型社会、教育になっているので「これができていないからやりなさい!」となりがちです。

それから、お父さんが、きちんと額を用意して、壁に貼りだしてくれたということもポイントなんです。

「できていることやいいことを見える化すること」です。言葉ですごいねーと言われても喜びは一瞬ですが、壁に貼ってあれば、いつも親から認められたことを自分で感じることができるのです。

それが一生の自己肯定感につながります。

山崎少年のような賞状になるすごいこと、でなくてもいいのです。学校に毎日行っていること、自分で準備ができること、ご飯を食べらること、など当たり前なことから認めていくと子どもの表情が変わっていきます。

今の日本は塾や習い事など子どもに課せられていることが多すぎますからね。認めてあげて欲しいです。

 

■大好きな怪獣を仕事にしている人がいることを知った小学校低学年

水橋:「好きなこと」=映画の世界に出会ったのはいつですか?

 

山崎:怪獣の中に人が入っているのを知ったのは小学校低学年の頃。神社に落ちていた雑誌に書いてあったのを夢中で見ました。世の中に怪獣を仕事にしている人がいるんだ、とわかったのはその時でした。そんな仕事に就けたら最高だと思いました。

一番最初に見た映画は「ロッキー」。そして中学生になってお小遣いで映画を見られるようになって出会ったのが「未知との遭遇」や「スターウォーズ」。もうこれを仕事にすることしか頭になかったです。

 

 

■悶々としていた高校時代

山崎:中学校の卒業文集で将来なりたいものを「特撮マン」と書きました。映画に関する仕事につこうと決断したものの、高校に入ってからはどうしたらいいのかわからずに悶々としてたんです。

今ならネットがあるけど、当時はどこで調べたらいいのかもわからず、どーんと落ちていた感覚でしたね~。

 

水橋:映画は一人で作っていたのですか?

 

山崎:中学3年生の時、友達と8ミリ映画を作りました。地球に住めなくなるから別の星を探す、という内容で最後に宇宙船が美ヶ原に着陸する。設定は荒野の惑星というイメージで、自転車に乗って午前2時頃に集まって日の出を撮りに出かけて行きました。でも自転車じゃとても無理で始発のバスが来た時に「バスでくればよかった」と(笑)

でもその映画は学校で大ヒットしました。「あの人が映画を作った人だよ」と女子たちが影でくすくす笑って、

そっちを見ると逃げていく、という夢のような時間を体験しました。その時に映画の興行の魅力にはまっていったのかもしれません。

 

水橋:他の生徒たちは受験勉強してたのにご両親は何も言わなかったのですか?

 

山崎:それが、受験勉強せずに映画を作っていることがばれても「そういうのが好きだからね~」とニコニコしてくれた。それがすごくありがたかったです。

「ああ、やっていいんだ」と思ったわけです。

 

【フィンランド式解説】

山崎くんは、小中学校時代に早くも自分が大好きなことを仕事にしよう、と決断できるものに出会っています。それは本当にラッキーなことです。

多くの子どもたちや私たち、大人でさえも人生で何をするべきなのか、模索し続けます。でも、小さなことでも好きなこと、得意なことを大人や周りから認められることが大切なのです。それがすぐには仕事にならなくても、いずれ点と点がつながって「これだ!」というものに出会うのだと思います。自分が何が好きなのか、何にわくわくするのか、与えられることだけをしていると見失ってしまいます。時には自分を客観的に見ることをお勧めします。
子どもの場合は、目の輝きや表情を見ればわかりますよね(^^♪

 

■松本で育ったことが良かった

山崎:何でもある都会と色々なものが足りない松本。この落差からうける影響が大きかったです。どうしたらできるのか、どうしたら映画を作れるのか、と悩んだ時があったことが専門学校に入ってから何をやっても褒められるという世界にもつながる。最初から何でもあったら情熱がわく前に普通のことになっていた気がしますね。

 

司会:実際に映像が仕事になった時はどうでしたか?

 

山崎:もちろん、楽しいけど、映画を撮ることが日常になると辛いこともあります。そんな時は原点でもある高校時代を思い出すんです。「映画の仕事をできているのはすごいんだ」と思うとヤル気になります。

 

■大人が夢を叶えるために大事なことは?

水橋:人生100年時代と言われています。私たち大人も夢を叶えるための時間を与えられているわけですよね。私はフィンランド式子育てを日本に広げて、子どもの可能性を伸ばすことをひとつの夢として考えています。まだまだこれからですが。そのためには準備し過ぎずにアクションを起こすようにしています。

準備していたらヤル気もうせてしまうから。行動してみて違ったら別の方向を探せばいいと思います。

 

山崎:リミッターを外すことが大事です。たいだいの人は自分で勝手に決めて限界で止まっています。

若い子がよく「どうせ無理」と言いますが、「どうせ」がダメにしているんです。もったいないですよ

よ。

好きなことは見つけるものじゃないです。気づいたら好きになっているんです。恋愛に近いのかも。

早く出会えるといいですよね。それは福音でもあるし、呪いでもある。僕のように悶々とするけどやり

たいことが見つかるのは幸せなことだと思います。

 

【最後に…】

企画から当日まで本当に楽しい時間でした。ステージの上で大笑いしっぱなしでした。山崎くんは有名になっても人として尊敬できる友だちです。これからの作品や活躍が楽しみですし、心から応援しています。

彼の話をヒントにより多くの方が夢をもって人生を楽しむことができたら嬉しいです。

 

 

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