
今回は、子育て中のママ・パパにぜひ知っておいてほしい
「子どもの自己肯定感を下げてしまうかもしれない親の習慣」を5つご紹介します。
といっても、「ダメ出し」が目的ではありません。
「あるある!」「ついやってしまう!」という視点で、
ご自身の子育てを少し見直すきっかけになれば嬉しいです。
不安・イライラ・自己嫌悪…それでも子育てを頑張るあなたへ
子育てをしていると、
「この関わり方で本当にいいのかな…」と悩んだり、
ついイライラしてしまってあとで落ち込んでしまったり…
そんな経験、誰しもありますよね。
私もこれまで、3,000人を超える親子と関わる中で
多くのママたちの悩みや迷いに寄り添ってきました。
そして、フィンランドの子育てには
「もっと楽に、でも子どもの力を伸ばせる」知恵が詰まっていることを学びました。
今回は、そんな学びの中から
子どもの自己肯定感に影響を与える“親の習慣”を5つお届けします。
1子どもに理由を説明せずに命令する
「早くして!」「何回言えばわかるの!」
そんな言葉、つい口にしてしまうことは、誰でもありますよね。
フィンランドの子育てでは、
「なぜその行動が必要なのか」を丁寧に伝えることを大切にしています。
理由がわかれば、子どもは納得して動くことができるようになり、
自分で考えて行動する力も育ちます。
2なんでも子どもがやりたいようにさせている
子どもの自由を尊重することはとても大切です。
でも、フィンランドでは“ルール”や“行動の軸”を一緒に作ることも重視しています。
たとえば、「遊んでいいけど、帰る時間は守ろうね」と
一緒にルールを決めることで、「自分で決めたことを守る力」が育ちます。
3子どもの前で激しい夫婦げんか
感情的になることは誰にでもあります。
でも、子どもは親の関係性から“安心”を感じ取っています。
フィンランドでは、妊娠期から行われているネウボラという子育て支援
制度のアドバイスで
「子どもの前では喧嘩しない」「してしまったら必ずフォローする」
という意識が根づいています。
完璧にできなくても大丈夫。
「気をつけよう」と思うだけでも、子どもの心に変化が生まれます。
4失敗させないように先回りする
子どもにつまずかせたくない、失敗させたくない。
親として自然な思いですよね。
でも、フィンランドでは「失敗は成長のチャンス」と捉えます。
うまくいかなかった体験を一緒に受け止めて
「じゃあどうしようか?」と考える時間が、
子どもの自信と自立を育てていきます。
5習い事を詰め込んでいる
「いろんな経験をさせてあげたい」という気持ちは素晴らしいもの。
でも、フィンランドでは与えるのではなく“子ども主体の遊びの時間”も大切にされます。自然の中で遊びに熱中することが脳の発達にプラスになることがわかっているからです。
そして自由な遊びの中でこそ、工夫する力や人と関わる力が育まれます。
そうそう、「何もしない時間」も、実は立派な学びの時間なんです。
まとめ:ちょっとの意識で子どもは変わる
今回は、フィンランドの子育てから学んだ
「子どもの自己肯定感を下げてしまうかもしれない親の習慣5選」をご紹介しました。
- 理由を説明せず命令してしまう
- なんでも子どもにやらせてしまう
- 子どもの前で激しい夫婦喧嘩をする
- 失敗をさせまいと先回りしてしまう
- 毎日習い事で忙しくさせすぎる
どれも、完璧にできなくて当たり前。
私自身も、多くのご家庭と関わる中で、
「どうしたらもっとラクに子育てできるか」を一緒に考えてきました。
「今日からちょっとだけ意識してみようかな」
そんな気づきにつながったら嬉しいです。
このブログでは、ママと子どもが笑顔になる
“フィンランド式子育てのヒント”をこれからもたくさんお届けしていきます。
また次回、お会いしましょう!