「フィランドは、子どもの目標は子どもがつくる」
目次
■家庭でできる、生活目標づくり
今日は、家庭でできる子どもの目標設定の仕方をお話します。
これができると、子どもたちは楽しそうにやるべきことをしてくれます。
帰ったらすぐに宿題をする。
きちんと片付ける
食べたものは運ぶ。
などなど どんどんお手伝いしてもらいましょう。
自分でやったほうが早くて楽ですが、自主性はお手伝いから育成できます。
もちろん、学校教育の中でも特に自主性に力を入れています。
■2016年学習指導要領改訂により、自主性を強化
フィンランドにも学習指導要領があって2016年には10年ぶりに改訂されました。
改訂前と改訂後、授業を視察して感じたのは、ますます、子ども主体の授業、自立、自発を促す授業スタイルになっているということ。
■学校や教室のルールは子どもたちが決める
たとえば、ルールを決めるのは先生ではなく、子どもたち。
授業が始まったら机の上に教科書を出して静かに座って待つ。
というルールを決めています。なぜ、そうしなければいけないのか、子どもたちはわかっています。
授業の準備をしないと時間がかかってしまう、時間が足りなくなったら宿題が増える。
だから、クラスのみんなで授業がスタートできるように準備する、というルールを決めています。
自分たちで決めたルールだからその理由がわかっているのです。理由がわかれば、子どもたちも納得するのでルールを守ろうとします。
■目標を決めるときの言葉がけがポイント
その目標を決めるとき、言葉がけが大事です。
どうしたらみんながルールを守れると思う?どうすればいいと思う?
その前になぜ、ルールがあったほうがいいと思う?
大人の問いのチカラが子どもの自主性、ヤル気を引き出します。
どうしたら宿題をすぐにできると思う?
子どもに考えさせる前に大人がわかりやすい問い、を
考えることが必要ですね。
子どもの目標づくりは まず、質問して、考えることが第1歩です。
ご家庭でもトライしてみてくださいね。