■フィンランドは森と湖の国。
首都ヘルシンキの市内でもあちこちに緑あふれる自然の森がたくさんあります。
学校の教育も
森の中で行うことがありますし、
いつもそこに森がある、
素晴らしい環境なのです。
前回視察のときにタクシーに乗り、フィンランド人の30代くらいの男性ドライバーと話をしました。
「フィンランド人は
シャイで、多くを語らないですよね。
それが、日本人と近いから、親しみを感じるし、小学校で行われているコミュニケーション教育を日本に広げています。」
そんなことを伝えました。
すると、彼は
「僕たちは森の人 だからね。
だからそんなに話さないんだよ。」と。
なるほど~。。
「森の人は静かにそこにいる、」
ということですね。
なんだか
深く納得してしまいました。
でも、黙っていてはどうにもならないこともあります。
だから、小学校の国語の授業でコミュニケーション教育を行っているのです。
森の中で
自分と対話し、
自分を知ること、
そして、
学校では森の授業の中で算数、理科、社会、図工も起業家精神育成も
様々なカリキュラムを先生が考えて
子どもの学びたい欲求にスイッチを入れています。
森のない
東京や、街中ではどうしたらいいのでしょうか。
まず、
幼児や、小学校低学年のお子さんには五感に気づかせるような言葉がけや
対話をおすすめしています。
たとえば
今日の空は青いね~。とか
雲がふわふわだね、とか。
葉っぱの匂い
花の香り、
果物、野菜の匂い
雨の匂い、
風の音、
など、都心にいても
休みの日に
近くの公園に出かけて自然を感じることはできます。
■すべてを与え過ぎずに任せる、見守る教育
日本にいると
何でも与えてしまうことが
当たり前になっています。
自然の中で自由に少しくらいけがをさせても構わない、そのくらいのスタンスで見守ってほしいと思います。
何でも与えられることに慣れていくと発想力は育ちません。
自然がたくさんある
地方の子どもたちも
家の中で
ゲームの没頭してしまう
ことが多いようです。
近くの自然のままの森を探して、
自由に遊ばせてほしいなと思います。