■日本人の子どもたちを知っている先生への質問
今日は、フィンランド人の小学校の先生へのインタビューの内容をお話します。
学校でのお話、ですが、家庭でのお子さんへの接し方のヒントにもなるんです。
彼女は、ご主人の転勤で東京に住んでいました。
しばらくの間、自宅でキッズスクールを行っていましたので、日本人とフィンランド人の
子どもたちの違いをよくご存じ。
現在は、また海外転勤になり、ヨーロッパに住んでいます。
■質問1 集中できない子どもに対しての接し方は?
答1
「黙って、様子をみる。 みんなが静かになったら始めます!」と 伝える。
⇒ 日本の授業風景とは、ここは違いますよね。
各クラスの人数が少ないので、先生の目が届く ということもあります。
でも、これも大切な自主性。
静かにしなさい!ではなく、
自分から静かに授業を受けなくてはいけない、と気づかせています。
まず、静かにしないといけない理由を子どもたちに考えてもらっています。
なぜ、そうするのか、がわかっていなければ自分からやろうという気持ちにはならない、
ですよね。
質問その2 授業づくりで工夫していることは?
答2
とにかく飽きさせないこと。
楽しいことから始めて好奇心を刺激します。
大人だって同じでしょう。
⇒この学びのスイッチの入れ方がフィンランドの先生方がつくる アクティブラーニング授業のあちこちにみられます。
これも家での宿題のやり方に、つながりますよね。
楽しいこと=好奇心=勉強したい
宿題はいつやるの?
今日は宿題ないの?
ではなく、自主的に宿題をやるようになってくれたら、ストレスがなくなりますよね。
子どもは勉強することが当たり前、
宿題するのが当たり前、
学校に行くことは当たり前、
と大人は思い込んでいるのですが、子どもはなぜなのか、納得していません。
一度、
なぜなのか、一緒に考えてみる時間を
つくってみてくださいね。
納得してくれたら、子どもはぐんぐん
やる気になりますよ~
そして、それが将来の生きる力の基礎になるはずです。