■起業体験ボードゲーム「森の社長さん」ができあがりました!
フィンランドでは、1980年代から国全体で起業家育成教育に力を入れています。
納税者を育てるため、という国家としての目的もありますが、
子どもたちが自立し、生きる力を育てるため、でもあります。
毎回視察でお世話になっているヴェイッコラ校のロムス校長も
起業家育成教育を推し進めています。
私自身、起業してみて、仕事、会社への価値観が大きく変わりました。
社会全体を見る視点が広くなり、こんなに面白いことはない、とわくわくしたのです。
フィンランドでは、授業の中でボードゲームを取り入れて遊びから学びへのきっかけを作っています。
視察の際、それを知って、子どもたちが楽しく学べるボードゲームを作ることにしました。
テーマは森の中、森の小人が社長さんになってお店を経営します。
お金を稼ぐ、ことだけでなく、店員を雇い、税金を払い、社会貢献をします。
このオリジナルボードゲームを
フィンランドの小学校授業で活用していただけることになりました。
もちろん、ゲームをするだけでなく、対話型アクティブラーニング型授業です。
■家庭でもできるフィンランド式アクティブラーニング型授業
日本のみなさんに、フィンランドの授業をヒントに、このゲームを使って対話の仕方を学んでいただく森の社長さんファシリテート講座を準備しています。
ゲームをするだけでなく、子どもたちの視点を広げる役割として大人のファシリテート役が必要なのです。
ご家庭や、学校などで、子どもたちとの対話を増やし、社会の仕組みを一緒に考える場をつくっていただきたいと思います。