■子ども主体の授業づくり
視察を繰り返してきて小学校低学年を中心に現地の先生方の授業は、ワークショップづくりをするのにとても参考になります。
フィンランドでは使う教科書や、授業内容をそれぞれの先生方が決められる裁量権があります。
自立と主体性を伸ばすことを目標に様々なスタイルで子ども主体の授業を創っています。
子どもたちがざわざわとしているとき、静かにさせる方法も先生によって工夫があります。
授業が始まるとき、何も言わずに静かになるのをじーっと待つ、先生もいらしゃいます。
静かにしなさーい!なんて言うことは決してなく、温かく、見守りながら待っていると3分程度で子どもたちも静かになっていきます。
発言するときのルールは、静かに手を上げる。
これは徹底されていて、就学前のプレスクールで身に着けさせるそうです。
先生が指名するまで勝手に発言することはありません。
話すことが得意の子ばかりが目立つということはないようです。
■授業に集中させる方法も様々
ベルを使って授業に集中させている先生もいらしゃいます。
一定のリズムを拍手で子どもたちと共有しておき、そのリズムを先生が拍手したら
みんなで一緒に手をたたき、集中させる、という方法もあります。
授業の内容も、先生同士で情報交換をし、共有しているそうです。
コミュニケーションを取り合っていることがより良い授業づくりに役立っている、と
話してくださいました。
どんな職場もコミュニケーションは大切ですね。