■フィンランド先生と子どもの面談方法
子育て講座でお伝えしているようにフィンランドでは子どもの強みを伸ばすこと、友だちとの関わり方やチャレンジすること、違う意見を前向きにとらえることなどを
通知表にして、子どもが人として成長することを先生と保護者が協力しながらサポートしています。
実際に子育てをしている友人から具体的なお話を聴くことができました。
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『驚いたのはこちらの三者面談。
先生と親の話し合い、というよりプレスクールでも小学校低学年でも
子どもにまず意見を聴きだすことに終始一貫していました。
■質問によって子どもの考える力を育てる
先生からの質問
「学校に来るときの朝の気持ちはどう?
友だちとうまくできていると思う?
チャレンジしてみよう、がんばってみようと思う?
もっと努力してみようと思うことはどんなこと?
など15項目くらいあって まずは、子ども自身が答えるように先生が導きます。
子どもが答えるときは
はい、とか いいえ、ではなく
ニコニコマークに色を塗らせていました。 🙂 😥 🙁
ペンの色は子どもに選んでもらいます。⇒自主性を伸ばすためですね。
先生の意見も「そうだよね、先生はこう思うよ」と伝えていました。
それを親は黙ってみていて、
最後にやり取りを見て感じたこと、付け加えたいこと、先生に質問したいこと、などをみんなで話し合って方向性を見つけていきます。
こういう子供と先生とのやりとりを見ていると、先生が普段どう考え、捉え、接して下さってるのかも良く見えましたし、子供自身も家では聞けない気持ち。
〜〜こう思ってるのねぇ。と言うのが聞けてとっても為になりました 。』
時間をかけて、丁寧に子どもの強みを伸ばしていることがよくわかります。
■通知表から点数評価が消えた(自治体によります)
2016年の学習指導要領改訂(あちらも10年に1度改訂になります)により、子どもたちの対人コミュニケーション力や、自分自身を知る力、強みを伸ばすこと、を一層強化するようになりました。
それまでは、算数、理科、などの成績が通知表にありましたが、多くの自治体では成績を点数で評価することはなくなり、人としてどうあるのか、を子どもと一緒に目標設定をしています。
フィンランドの教育は常に改革を続けています。これからの時代に必要なことはコミュニケーション力、自分を知る力、であるということでしょうか。