日本の未来をHappyに!フィンランド教育で対話によるコミュニケーションを広げる
「フィンランド エデュケーション協会」
目次
■フィンランド小学校教育情報
今日は、フィンランドの小学校教育についてお話ししたいと思います。
フィンランドの教育は日本の教育界では有名です。
塾なし、偏差値なし、でも成績が世界一になったから。
■テストはあります!
でも、実は、テストはあります。
視察でお世話になっている学校も、もちろんテストはあるそうです。
そのテストは、競争させるためではなくて、あくまでもどこまで理解しているか、を確認するため、なのだそうです。
ただ学年一斉にやる学力テストがない、偏差値もないそうです。
わたしたちは、子どものとき、親に「○○ちゃんもがんばっているんだからあなたもできるわよ。もっとがんばりなさい!」
とか「先に勉強したら、遊んでもいいわよ」というセリフを聞かされながら大人になりました。
〇〇さんも子どものころ、そうでしたよね。
だから、他の誰かよりがんばらないと成績はよくならない。
なんとなくそんな感覚が染みついています。そういう考え方はフィンランドにはありません。
■勉強が好きになる理由が自発的でポジティブ
面白そう
⇒もっと知りたい
⇒勉強したい
⇒楽しい
この繰り返し、が子どもの学力を伸ばすのです。
そうそう、とてもポジティブなんです。
戦わないから苦しくない。
好きなことだから楽しい。
日本の教育制度では、競争するためのテストは欠かせません。
でも、テストでいい点を取るだけ、を目標にしているといつか、壁にぶつかったときにそれを乗り越える力を発揮できなくなります。
教育、子育ては長期的にとらえることがポイントです、とフィンランドの先生方もおっしゃいます。
■子どもを温かく見守る、子どものチカラを信じること
そのためにはわたしたち大人が子どものことをよく見てあげることが必要です。
子どもに考えさせるためにはまず大人が考えること。
大人は、子どもが自立できるように、サポートすること。
子どもにも尊厳があり、上から教えるのではなく、こどもの考えをしっかりとフラットに聴くこと。
その言葉がけ、問い、が大切。
日本も同じケースがあります。
東大に合格した子どもの半数は親から「勉強しなさい」と言われたことがないそうです。
つまり、興味を持たせるような働きかけをすること。
勉強することが目的ではないということです。
まずは、お子さんの話を聞くことから、始めてみませんか。